不眠は国民病?不眠の改善方法を探る
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不眠大国の日本
日本人を対象にした調査によれば、5人に1人が「睡眠で休養が取れていない」、「何らかの不眠がある」と回答しています。加齢とともに不眠は増加します。60歳以上の方では約3人に一人が睡眠問題で悩んでいます。そのため通院している方の20人に1人が不眠のため睡眠薬を服用しています。
2021年の朝日新聞Reライフプロジェクトのアンケート調査によると、回答した299人のうち、「朝起きたとき、疲れが残っている」106人(35.5%)、「朝早く目覚めてしまう」96人(32.1%)、「日中何度も眠くなる」87人(29.1%)などの睡眠の悩みが多い結果となっています。
画像:朝日新聞Reライフプロジェクト
2020年のフィリップスの調査では、世界13か国の中で、睡眠の満足度が最も低かったのが日本です。
不眠はまさに国民病なのでしょうか!!!
画像:フィリップスの調査
不眠の原因を探る
かく言う筆者も、猫を飼い始めた(猫は早起き)、4つのタイムゾーンで仕事をするようになった、アメリカの西から東に引っ越した(3時間の時差あり)ことで、人生で初めて睡眠の悩みにぶち当たりました。
猫に起こされないようにコントロールするのは難しいので、早く寝て猫に起こされたら起きるのがベストかもしれません。でも、4つのタイムゾーンで仕事をしているため、残念ながら早く寝ることができません。
それでも、11時には寝るようにし、午後はカフェインを取らず、深酒はしない(アルコールは覚醒します)を心掛けています。
途中で目を覚まさなければ、起きたときの寝たりなさの不快感が軽減できます。
時差ぼけの時は、メラトニンを良く活用しますが、メラトニンは次の日に残ることが多く、目覚めがよくないので、夕食後にハーブティーを飲むようにしたところ、かなり効果がありました。
トワイニングの夜用ハーブティー(写真)です。
パッションフラワーとカモミールが配合されたハーブティーですが、瞼が重くなるような感覚というより、穏やかなリラックス感が得られるのが良かったです。
※個人の感想です。
睡眠とハーブ
ハーブは医薬品ではないのですが、薬を使うほどではないけれど、ちょっと力を借りたいという時に非常に役に立つように思います。
睡眠の助けになるハーブは調べてみると色々ありました。
1.パッションフラワー[学名:Passiflora incarnata]
時計の文字盤にそっくりな大胆な花が咲くことから、和名でトウケイソウ(時計草)と呼ばれるパッションフラワー。その実はパッションフルーツと呼ばれ、食用になる種類もあります。
パッションフラワーは植物トランキライザーとして、不安や緊張の緩和、不眠のサポートに伝統的に使用されてきたハーブです。
2.レモンバーム[学名:Melissa officinalis]
ミントの仲間でレモンの香りのするヨーロッパ原産の多年草です。
気分や脳機能の改善に良いとされ伝統的に使用されてきたハーブです。子供の不眠に対する実験で良い効果が見られたという実験もあります。
3.カモミール[学名:Matricaria recutita]
カモミールにはジャーマンカモミールとローマンカモミールがありますが、ハーブとして利用されるのは前者のジャーマンカモミール。白い可愛らしい花が咲き、花はハーブティーとして利用されます。カミツレとも呼ばれています。
不眠、不安、胃腸障害などによいとされ古くから薬草として利用されてきました。
カモミールティーの利用が、出産後のお母さんの不眠の改善になったというデータもあります。
- 他にも、ゆっくりお風呂に入ってから寝る。
- 日中にウォーキングなどの軽い運動をする。
これらも、心掛けています。
睡眠にはこれが役立った!という情報がありましたら、ぜひ教えてください。